おすすめの参考書・問題集(小学生)
このページには、私がおすすめする参考書・問題集(小学生編)について書かれています。
読解力養成
全ての学力の根幹は国語力です。日本語の文章を読んで、文章の意図することを正確に汲み取ることができなければ、どんな問題も解くことはできません。私は、自分で塾を始めた当初から国語力の向上には何をすべきかを常に追求し続けています。そんな私が最初におすすめするのは、以下のシリーズです。
(上は小6のリンクだけ表示しています。残りの学年のリンクは下のチェックを入れると表示されます。)この問題集は、5〜10分程度でできる文章読解の問題が多数収録されています。問題の文章がそれほど長くないので、文章を読むことに苦手意識を持つお子さんでも飽きずに読めます。学年が上になるに従って難しくなっていますので、難しすぎる場合は学年を下げればそれぞれのレベルに合わせることができます。場合によっては、文章読解が苦手な中学生にとっても十分に役立つ問題集です。実際、この問題集を継続的にやっていた生徒さんの文章読解力が向上したと実感しています。
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また、さらに読解力を向上させたいときには、以下のシリーズが良いです。
(上は小6のリンクだけ表示しています。残りの学年のリンクは下のチェックを入れると表示されます。)この問題集は、前の問題とは異なり、やや長い文章を様々な角度から深堀していきます。ですから、上の問題集である程度文章を読むことに慣れてきたお子さんの次のステップの問題集として利用しています。
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また、文章を読むための技術をつけるための問題集として、「国語 読解の特訓シリーズ」が秀逸です。主語・述語や指示語などの文法関係の問題や、文章の要約をする問題など、テーマごとに別れた構成になっています。したがって、苦手な技術を集中的にトレーニングするのに適しています。
上の問題集では、様々な文章から主語と述語を抜き出す問題が多数あります。主語と述語は文の意味を理解するためにとても重要ですから、いくらやってもやり過ぎということはありません。なお、このシリーズの表紙には問題が印刷されているので、試し読みができなくても、どのような問題が収録されているのかを知ることができます。
同様に、修飾語と被修飾語の関係を理解するための以下のような問題集もあります。
さらに、この続きにあたるのがこちらです。文の中の各文節ががどのような関係になっているのかを理解するための問題集です。主語・述語の関係だけでなく、修飾・被修飾の関係を含めて、一つの文の中の構造を理解するための問題が収録されています。文を「なんとなく」読んでいる人には、文の正確な意味を把握するための練習になります。
また、これとは違ったアプローチで文節間の関係の理解をすすめるのが以下の問題集です。一つの文が文節に分かれてバラバラに並んでいて、それらを並べ替えて意味のある文章にするような問題です。英単語を並べ替えて意味のある英文にする英語の問題の日本語版のようなものです。基本的な作文のトレーニングにもなります。
私が気に入っている問題集はまだありますが、説明は割愛して、リンクだけ載せておきます。
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学校の予習・復習
日々の学習で最も大切なのは、言うまでもなく学校の授業です。学校の授業を理解できなければ、「塾で何を勉強してきたの!?」と言われかねません(特に小学生)。教科書や学校の宿題を使って教えることも大事ですが、別の教材を使って教えることによって、理解の定着を促進する効果があります。
私の塾では、算数については、学校の授業の進度を見ながら予習・復習をやっています。そのときによく利用するのが以下の問題集です。
(上は小6のリンクだけ表示しています。残りの学年のリンクは下のチェックを入れると表示されます。)この問題集は教科書に完全に準拠しています。また、基本的な問題からやや発展的なものまで収録されているので、予習・復習のどちらにも使えます。解答・解説も丁寧に書かれているので、私としては言うことなしの問題集です。さらに、「ホームページテスト」というものもウェッブサイトからダウンロードできるのもありがたいです。
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なお、別のコラムでも書きましたが、国語に関しては漢字以外は学校の教材に沿って教えることはしません。
算数の文章問題
算数の文章題は、苦手な人がとても多いです。文章題が出てきた途端に考えもせずに「わからない!」と言う人さえいます。文章読解力の問題ではあるのですが、文章題にはパターンがあるので、よくあるパターンの問題を繰り返し解くことで少しづつでも苦手意識を克服したいところです。以下の問題集は、基本に忠実な問題を多く収録しているので、使いやすいでしょう。
また、前述の「国語 読解の特訓シリーズ」と同じ出版社から出されている「どっかい算」もなかなかユニークです。
計算自体は加減乗除の四則演算のみで難しくないのですが、文中に解答とは関係のない数字が含まれていたり、よく読んで考えないと何を求めるのかがわかりにくい文章題が収録されています。算数なのですが、国語の文章読解問題としても利用できます。たし算・引き算の範囲の問題ならば、以下をご利用下さい。こちらには、答えが「わからない」という問題があります。つまり、答えに関係する記述が問題文の中にない(!)という意地悪(?)な問題もあります。