このページでは、「書いて覚える楽しいフォニックス(齋藤留美子/斉藤了 ナツメ社)」を利用したプリントを紹介しています。







はじめに

日本人の英語学習でつまづきやすいポイントとして、英単語のつづりと読み方の対応が分かりづらいことがあります。特に、「ローマ字」をならった後に英語が出てくると、英単語から発音を推定できないことがよくあります。その結果、英語の文章の説明をしても、単語の読み方がわからないために、どこを読んでいるのかがわからないことが起きています

そこで最近よく耳にするようになったのがフォニックス(phonics)です。フォニックスとは、英単語のつづり(スペリング=文字の並び)と発音の間にある法則のことです。例えば、「cut(切る)」はアルファベットの「c(シー)」で始まる単語ですが、この部分は「シー」とは読まずに「ク(正確には発音記号の[k])」と読みます。また、「cut」の「u」は「ア(発音記号の[ʌ])」と読みますが、単語の最後に「e」がある「cute(かわいい)」の場合は「ユー(発音記号の[jú])」と読みます。このような英単語のつづりと発音の関係を学習するためには、正しい発音を聞き、自分でも発音してみることが重要です。しかし、英語の専門教室でもない私のような教室で効果的に指導するためには工夫が必要です。中には「発音する」ことを嫌がる生徒さんもいるために、できることなら算数や国語のように「紙に書いて学習する」方法はないものかと試行錯誤していました。

そこで見つけたのが、以下の本です。



この本のポイントは、英語の発音をだれでもよめるカタカナに直して、発音を書いて学習できるということです。以下に公開しているプリントは、この本を参考にして、内容を私なりにアレンジして作成したものです。

プリントには、それぞれ10個の英単語の読みに関する問題が収録されています。表に英単語とその意味、それぞれの単語をフォニックスの単位に分解したものが書かれています。まず最初は、カタカナ表記でのフォニックスの読み方の表を見ながら、フォニックスの読みをカタカナで答えます。慣れてきたら、読み方の表を見ずに答えられるようになります。裏には、答えのフォニックスの読みがカタカナで書いてあり、逆に英単語を答える形になっています。いうまでもないことですが、カタカナの読みでそのまま英語を読んではダメなので、講師が実際に発音しながら指導をしています。なお、英単語はランダムに選んでいるので、重複しているものもあります。

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プリント


カタカナ表記でのフォニックスの読み方の表

pdfファイル



問題プリント(ページを再読み込みすると変化します)